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日本人が毎日、遺伝子組み換え食品を食べている話
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有機農業ニュースクリップ


上記リンクは、先日、遺伝子組み換え食品の表示の仕方を再検討しようとする官民の会合が開かれ、表示範囲を拡大するか否かについて議論されたという記事です。


そして、会合の流れとしては、表示範囲を広げようとする意見は少なかったということです。



1.人々が食べている食品の実態について


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これに関連して、今回は、日本人は既に毎日、遺伝子組み換え食品を食べているという話をしたいと思います。


普通、スーパーやコンビニに置いてある食べ物には、「遺伝子組み換えではない」という表示は見かけるにしても、「遺伝子組み換えである」という表示のある食べ物は見かけないので、日本の食べ物は遺伝子組み換えではないものばかりだと思われています。



しかし、よくよく調べて見ると、実態は全く異なります。



まず日本は、遺伝子組換え作物の世界最大級の輸入国です。


トウモロコシは、米国からの輸入が最も多く75%を占めるのですが、そのうちの遺伝子組み換えは88%。ダイズも、米国からの輸入が最も多く65%を占め、このうち遺伝子組み換えが93%。ナタネは、カナダからの輸入が最も多く97%を占め、そのうち遺伝子組み換えは98%です。



2.加工食品について


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これら遺伝子組み換えのトウモロコシ、ダイズ、ナタネから何が生産されているかといえば、


①各種サラダ油・植物油
②醤油・醸造酢・みりん風調味料・醸造アルコール
③各種サラダドレッシング
④パンに含まれるショートニング
⑤マヨネーズ・マーガリン
⑥コーンフレーク
⑦スナック菓子、ソフトドリンク、ケーキなどのスイーツ、アイスクリーム、ゼリー、ハム・ソーセージ・ベーコンなど肉類加工品全、ちくわやさつま揚げなど魚介類練り製品、だし用パウダーなど化学調味料、スーパーやコンビニの各種お惣菜や弁当


特に⑦については、原材料名に、植物性油脂、ショートニング、液糖、果糖、糖類、ぶどう糖、異性化糖、乳化剤、レシチン、コーンスターチ、コーンシロップ、大豆たんぱく、でんぷん、アミノ酸等、デキストリン、キシリトールなどの添加物が記載されていれば、それらはたいてい遺伝子組み換え食品です(これらはまだ一部です。)。加えて、現代の食品添加物は、その製造工程において、たいてい遺伝子組み換え微生物を利用して作られています


上記食品は、原料である遺伝子組み換え作物のタンパク質が、加工される過程でアミノ酸などに変化してしまうので、そのようにタンパク質やDNAがもう検出できなくなれば、「遺伝子組み換えである」と表示しなくてよいのです。ちなみにヨーロッパ(EU)では、このような場合も全て遺伝子組み換え由来であることを表示しなくてはならないことになっています。



ただ、例えば醤油の原材料のダイズなどに国産と明記されてあれば、国内ではまだ遺伝子組換え作物を栽培できないので、そのダイズは遺伝子組み換え食品ではありません。とはいっても、下記3.の問題があったり、その醤油の他の原材料に上記の添加物が含まれていれば、この限りではありませんが。



3.肉や野菜について


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さらに、日本の畜産では、ほとんどが遺伝子組み換えのトウモロコシやダイズを飼料に使っていますが、遺伝子組み換え飼料によって育てられた家畜の牛肉・豚肉・鶏肉・卵・牛乳・チーズなど肉類加工品・乳製品には、「遺伝子組み換え由来である」と表示しなくてよいことになっています。


また、これら遺伝子組み換え飼料で育った家畜の牛糞・豚糞・鶏糞から作られた有機肥料や遺伝子組み換え油粕(あぶらかす)で野菜が栽培されても、その野菜は有機(オーガニック)であると認定され、かつ「遺伝子組み換え由来である」と表示する義務はありません(下記記事参考)。


なぜ自然農法野菜が有機野菜より安全・安心で健康に良いのか



4.終わりに


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上記の食品群を見ると、日本人であれば、一日のうちにいずれかは食べていることがわかると思います。遺伝子組み換え食品は人ごとではないんですよね。


一日一日の摂取量が少なくても、それが蓄積していけば、生態濃縮が働いていきます。子供など小さい体であれば、さらにその影響は大きくなります



ただ、遺伝子組み換え食品だからといって、一概に悪いだろうと決めつけるつもりはありません。


遺伝子組み換え技術を含むあらゆる科学の進歩に対しては、頭から否定するのではなく、中立・公正に考えたいと思っていますが、とりあえず日本の食にまつわる現状を知っていただくために、今回はこのような記事を書きました。



遺伝子組み換え食品に関しては、発ガン性やアレルゲン、不妊症の関係など、要は毒性がどれくらいあるのかないのかということを、それぞれの食品について更に詳細な研究が進んでいって、人々にとって本当に利益となる技術となっていってほしいと思います。


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