(八ヶ岳連峰)
5月もあっという間に終わりに近づきましたが、八ヶ岳は良い天気で、周辺の山々もいよいよ濃い緑に覆われてきました。
(甲斐駒ケ岳)
緑の山々を背景に、八ヶ岳連峰の南麓高原では、田んぼの田植えが終わって、稲がすくすくと育ち始めています。
(鳳凰三山)
こちらでは、昔ながらの田園風景が広がっています。
八ヶ岳ナチュラルファームの畑では、ジャガイモの花が咲き始めました。
ラディッシュの収穫は最盛期を迎えています。
サヤエンドウも純白の花を咲かせ、小松菜も収穫が始まっています。
全て無農薬・無肥料の自然農法で育てられています。
色とりどりの野菜たちが大地の恵みと自らの生命力で育っていくのを見ると、こちらも元気をもらいます。
自然農法でも、ほったらかしの農業では、野菜たちは到底うまく育つことができません。
といっても、農薬や肥料を使って、人為的に少しでも早く大きく育てようともしません。
自然農法では、野菜たちが自分の力で育つことができるような環境を人間が整えて、過剰な介入は控えつつ、しかし小まめにサポートを続けるように栽培します。
それは、子育てのような感覚です。
現代の市場に出回っている食べ物は、野菜でも肉でも、できるだけ肥える肥料や飼料をたくさん与えて、早く大きく太らせて、何回も出荷をまわすことによって利益を最大化するという構造になっています。
しかし、人間の子供の場合は、なんでもかんでも与え過ぎると、大人になっても頼りっぱなしの自立できない子に育ってしまいます。
といって、ほったらかしにしていたら、もちろん死んでしまいます。
自然農法は、この子育てに近いのです。
市場に出回っている野菜の育て方と異なり、
むしろ子育てのように、どのように育てたら、この子は、この野菜は、自分の力でやっていけるようになるのか、たくましく成長してくれるのかということを考えながら、
日々の面倒を見つつ子供の成長を見守るようにサポートを続けます。
特に赤ちゃんがものすごく手がかかるように、自然農法の幼い苗たちも、ものすごく手がかかります。
放っておいたら、すぐ周りの雑草・害虫や病気などに負けて、跡形もなく消えて無くなってしまいます。
しかし、子供もだんだん成長してくると、病気がちだった体は強くなり、自立的に生きる力や自分の意思ができてきます。
自然農法の野菜も、生長してくると、だんだん自身の力がついて強くなり、周りの雑草・害虫や病気にも負けない、強い健康で丈夫な体になってきます。
そうして、立派な大人に生長したら、出荷するのです。
そうやって育てられた自然農法の野菜たちは、このようなわけで、農薬や肥料で育ったものよりも、生命力やエネルギーに満ちているのです。
✨野菜を作ってくれる地球に愛と感謝✨
・八ヶ岳ナチュラルファーム☘無農薬・無肥料の自然農法による固定種野菜の宅配
・Yatsugatake Natural Farm offers Home Delivery Service of Natural Farming Vegetables☘Pesticides-free, GMO-Free, Healthier in Quality and Better in Taste than Organic Vegetables in Japan
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