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2018/12
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モンサントのバイエルによる吸収合併、BASFによる種子事業参入に見る世界の食料メジャーの動き
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有機農業ニュースクリップ


遺伝子組み換えを含む種子の世界最大手企業であった米国のモンサントは、今年6月にドイツの化学製薬大手のバイエルに吸収合併され、


それを機会に悪名高かったモンサントの名称が消滅することになり、今後はバイエルがその種子事業を引き継ぐと共に、


今月に入って、冒頭引用記事の通り、同じくドイツの世界最大手化学メーカーのBASFも、バイエルの関連部門買収により、種子事業に参入するとともに、遺伝子組み換えの研究拠点を北米に移転することになります。



もともと、バイエルは世界第2位の農薬製造大手、第3位がBASF、第5位がモンサント(第1位が中国によって最近買収されたスイスのシンジェンダ)であり、


世界の種子事業や農薬事業は寡占化が更に進むことになり、これら多国籍企業が今後も引き続き、かつより強力になって、


陰に陽に世界の食料供給に大きな影響を与えていく
ことになります。



そして、日本との関連でいえば、TPP協定などに規定されている国際ルールに従って育成者権を保護するという文脈は、


基本的には、これら多国籍企業の権利を保護し、利益を確保するように日本の国内法令も改廃していくということであり、


種子法の廃止や種苗法の改正の動きは、その流れの一環として捉えられます。



日本の当局が、細部の利害を理解するのみで、世界全体でのこのような動きが見えていないために、


結果として、その政策が、国民の税金を使って、国民の利益ではなく、外国大手企業の権益を確保・拡大していくことになるという構図が理解できていないというのは嘆かわしいことです。



思慮深く強か(したたか)な欧米企業が、世界をコントロールしようとする流れは、今に始まったことではなく、


それはそもそも東インド会社など15世紀以降のヨーロッパによる大航海時代から連綿と続くものなのですが、


日本人がそのような情勢把握に対して、今だにピンと来ないかのような状態でいるままなのは、


これまで世界の荒波に揉まれてきた経験がないからなのかもしれません。



同じアジア人でも、中国人であれば、このようなことにはなりませんが、


それは中国が、かつては欧米に植民地化された歴史を経験しており、かつ文明の創成期から彼らは周辺の国々を支配・併合してきた国民性も持ち合わせているからであり、


ある意味で、日本人に比べれば、中国人は欧米人とメンタリティが近いから、中国人は欧米人の真意をより理解できると言えるでしょう。



これに対して日本人は、自分たちがもともと世界をコントロールするような意図や意思が希薄なので、


欧米の思考・行動様式を理解できていない感があります。



日本人はちょうど、アメリカ大陸における、かつてのインディアンやマヤ・アステカ民族のようであり、


彼らが物理的に欧米に占領されていったのと同じように、(現在では物理的な占領はできないので、)日本も経済的な市場のコントロールによって占領されていっているという方向性が見て取れます。



市場経済主義や自由経済主義という道理は、個々のアクターが互いに大きな影響をもたらさないほど小さければ、原則として間違っておらず、個々人に利益をもたらすものですが、


その市場に独占的あるいは寡占的な影響力を及ぼすアクターがいる場合は、その自由市場は、これら独占企業や寡占企業グループによって遅かれ早かれコントロールされることになります。



現在の日本は、市場経済主義や自由経済主義のそのような側面について熟慮することなく、


本当は欧米の世界企業がバックにいて推進されているこのような国際ルールをもとに、国内法令や措置・政策を整備していっていますが、


種子法廃止や種苗法改正などをはじめとして、そのうち後の祭りということになりかねません。



かつては少なくとも、例えば明治維新の志士たちは、当時そのような世界の流れや欧米の意図を十分理解・察知しながら国の舵取りを行っていたのでしょうが、


現在の日本は、そのような人材がおらず、時に「米国のポチ」と揶揄されることもあるほどであり、また、それに従っていた方が政権を延命できることもあるし、


強大な隣国である中国に独力で対処する知恵も力もないので、とにかく欧米に従うというような状況になっているのでしょう。



しかし、食べ物や農業という分野を見るだけでも、今回の記事のように、日本を含め、世界規模でマーケットを通じてコントロールされていく動きがあることは認識しておくべきと思います。



更に本当のことをいえば、食べ物以外の分野であっても、例えば日本の主要企業の大株主を深く調べてみれば、


それら大株主は、既に多くが欧米金融機関の日本系列会社か、欧米金融機関が大株主となっている日本のメガバンクと繋がっているのを知ることができるでしょう。



日本は、真に国民の死活的利益が何であるかをもっと大局的長期的観点から見極めて、政策を形成したり、法令を整備したりしていかなければならないわけですが、


もし当局者にその意思や能力がないのであれば、問題に気づいている人々が声を上げて、


他の人々の理解を促進し、地道に社会を変えていく取り組みが必要ではないかと思います。


✨野菜と自然に愛と感謝✨



・八ヶ岳ナチュラルファーム☘無農薬・無肥料の自然農法で育てた固定種野菜の宅配

・Yatsugatake Natural Farm offers Home Delivery Service of Natural Farming Vegetables☘Pesticides-Free, Chemical-Free, Fertilizer-Free, GMO-Free, Healthier in Quality and Better in Taste than Organic Vegetables in Japan(click "English site" of the categories at the upper left).
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☘八ヶ岳ナチュラルファームは、無農薬・無肥料の自然農法による固定種の野菜を作っています。


☘当ファームは、日本列島のほぼ真ん中あたりに位置する八ヶ岳連峰の南麓高原にあり、豊かな自然に恵まれた環境で農業を営んでいます。


☘自然農法の野菜は、無農薬・無肥料で作物を育てることによって、農薬や化学・有機肥料に含まれ得る有害物質を取り込まないので、有機オーガニック野菜や普通の無農薬野菜よりも更に安全・安心です。


☘また、あえて無肥料とすることで、もともと畑の土や空気中に含まれている天然の養分・微生物・常在菌の働きや、作物自体が持つ生命力を最大限に引き出すことによって、自然本来のエネルギーに満ちた、苦味やエグ味のない滋味豊かな野菜を作っています。


☘さらに、通常の自然栽培と異なり、トラクターのような大型機械で畑を耕運しないことで、できるだけ土壌の生態系を保全し、畝を覆うビニール掛け(ビニールマルチ)やキュウリ・インゲン等つる野菜用プラスチックネットのような使い捨ての石油化学資源を使わないことで、より自然に優しく環境に負荷をかけない栽培を心がけています。


☘なお、当ファームの野菜は、全て固定種・在来種であり、日本全国や世界各地の伝統品種・ブランド野菜を厳選して、栽培しています。


☘八ヶ岳ナチュラルファームは、以上の農法を採用することによって、自然や生き物たちと調和・共生するような農業に取り組んでいます。

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