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F1種(交配種)の野菜は何が危ないのか(改定版)
現在日本の市場に出回っている野菜のほとんどは、F1種(交配種)と呼ばれるものです。

 

野菜の種について詳しくなってくると、交配種の野菜は危ない、野菜は固定種でないといけないという考えになる方々もいます。

 

では、全ての交配種の野菜は良くないのかについて、もう少し具体的に考えてみましょう。

 

1. F1種(交配種)とは何か


grocery-store-2119702_640.jpg


まず交配種とは、異なる品種同士の野菜を掛け合わせて作られる種類の野菜のことです。

 
これに対して、固定種(在来種)とは、その土地で繰り返し作られて遺伝子が固定化された品種のことで、親野菜の種を蒔くと、普通に同じ色形の子野菜ができます


これは皆さんにとっても当たり前の話で、スーパーや宅配で購入する野菜も、その種を取って蒔けば、また同じ野菜ができるに決まっていると思われているかもしれません。


しかし、実際のところは、一般にスーパーや宅配で購入する野菜のほとんどはF1種(交配種)であり、


その種を蒔いても、次にできる野菜は姿形が様々に異なるものができて、同じ子孫を残せない野菜たち
であったりするのです。

 

こうなるとF1種の野菜は何かあまり良くない印象を受けると思いますが、それでは全てのF1種が良くないのか、もう少し掘り下げていきましょう。

 

まず、なぜ交配種が市場を席巻しているのかというと、交配させて作られた品種の第一世代は、メンデルの法則で雑種強勢といって両親の遺伝子のうち優性形質だけが現れ、


大きさや形が均一になったり、栽培期間が短縮されたり、収穫量が増えたり、収穫時期が揃っていたりして、何かと都合がいいからです。要は、生産者側の都合が優先されている結果です。


また、交配種の第二世代の野菜は、姿形が不揃いで様々なものができてしまい、タネを採っても使いものにならないので、種苗会社にとっても毎年生産者から種子を購入させるために都合のいい品種になります。

 

では次に、その育成方法を見ながら、交配種について個別具体的に考えてみましょう。

 

2. 正常な自然の摂理を利用した交配


natural-2916353_640.jpg


①人工授粉


ある品種の雄花や雄しべの花粉を別の品種の雌花や雌しべに授粉・交配させて作ります。


この育成方法なら、特段悪いことをしているようには見えません。


なぜなら、これは、自然の中でもミツバチやチョウなど虫たちに花粉が付いたり、風が吹いて花粉が飛んだりしてやっていることだからです。


したがって、このように作られた交配種は、今のところ食べても大きな問題はないと考えられるでしょう。

 

②自家不和合性の利用


キャベツやダイコンといったアブラナ科の野菜などには、遺伝的多様性を維持し自殖劣勢を回避するために、自分の花の花粉は自分の雌しべに付いても受粉・受精しない種類のものがあるので、その性質を利用して、異なる種同士で受粉・交配させる方法です。


これも、上記①と同様の理由で、特段大きな問題があるようには見えません。

 

③雌雄異株の利用


ホウレンソウなど雄株と雌株が異なる野菜の場合に、ある品種の雄株と別の品種の雌株を受粉・交配させる方法です。


これも、上記①や②と同様の理由で、特段問題ないでしょう。

 

3. 遺伝子レベルの異常を利用した交配


dna-1811955_640.jpg


④雄性不稔の利用


自然的な突然変異でできた雄しべや花粉のない株を異なる品種の株と交配させる方法です。


これについても、たとえ突然変異の株を使うにしても、自然現象でできたものだから問題ないだろうと思うかもしれません。


しかし、その突然変異株は、いくら自然でできたものとはいえ正常で健全な株ではなく、雄しべや花粉がない株であり、


次の世代を残せない遺伝的に異常な不妊症の株
なわけです。


ミトコンドリア遺伝子の異常でそのような株ができるようですが、そのような株が増えれば次世代を残せなくなっていくので、普通なら自然とその種は絶滅していくことになります。

 

このような子孫を残さない遺伝的に異常な株を使う交配方法で作られた野菜は、どうでしょうか。

 
正直なところ、食べたいという気にはならないと思います。


その直感が大事であり、人類の科学がそれほど発達しておらず、遺伝子レベルでの人体に対する安全性の見極めがそれほど進んではいない現状では、


浅はかな理屈をこねくりまわすと、真実が見えなくなる可能性があります。

 

⑤放射線の照射


放射線を照射して、遺伝子を傷つけたり破壊することによって、突然変異で生まれた株を交配させる方法


これは、さすがに見るからに悪そうな育成方法だと思います。

 

日本では、このような放射線育種により、イネ、ムギ、ダイズ、ゴボウ、トマト、レタス、モモ、ナシ、キノコ、醤油・味噌・日本酒に使われる酵母・麹菌などで新しい品種が作られています。

 

放射線は、育種の業者にとって都合の良い変質をもたらすと同時に、タンパク質など栄養素を破壊したり、毒性を作り出したり、そのほか未知の成分を生成したりすることもあるようです。


問題なのは、そのように育種されたものを人間が摂取することによる悪影響が、まだ完全には解明されていないことです。


また、放射線で育種された各々の品種が自然界で勝手に交雑し拡散していくことの影響も未知数です。


このような遺伝子組換え技術や、そのほか原子力などの問題もそうですが、


現在の中途半端な人類の科学レベル・精神レベルでは、それらの所業がもたらす将来的長期的な結果が予測できないために、やがては人類の生存や地球環境を脅かすようになる可能性に留意する必要があります


 

そうはいっても、これらの技術を含め科学の発展は不可避だと思われるし、その人間の努力を否定するつもりもありません。そのような努力は、創造主の一部を有する人間の本質としての性(さが)ではないかとさえ個人的には考えています。


とはいえ、試行錯誤を繰り返しながらも、自らや自然を破滅させてしまうような大きな失敗だけはしないように、くれぐれも慎慮をもって取り組んでいってほしいと思います。

 

4. 終わりに


flax-seed-1274944_640.jpg


結局のところ、上記育成方法のうち、①〜③で作られたF1種は食べても危なくなさそう、④と⑤は食べない方が良さそう、ということになりそうです。

 

しかしまだ問題があります。


つまり、どのF1種の野菜がどの育成方法で作られているのか、消費者も農家も分からないということです。


それは育種している種苗会社しか分からないし、その方法はその会社にとって知的財産であり企業秘密になるだろうから、機微な育成方法ほど公表してもらえないわけです。

 

そういうわけで、安全策をとって、八ヶ岳ナチュラルファームでは、F1種(交配種)ではなく、固定種(在来種)の野菜を選択・栽培することにしているのです。


✨愛と感謝✨



・八ヶ岳ナチュラルファーム☘無農薬・無肥料の自然農法による固定種野菜の宅配

・Yatsugatake Natural Farm offers Home Delivery Service of Natural Farming Vegetables☘Pesticides-Free, GMO-Free, Healthier in Quality and Better in Taste than Organic Vegetables in Japan.
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Author:八ヶ岳ナチュラルファーム
☘八ヶ岳ナチュラルファームは、無農薬・無肥料の自然農法による固定種の野菜を作っています。


☘当ファームは、日本列島のほぼ真ん中あたりに位置する八ヶ岳連峰の南麓高原にあり、豊かな自然に恵まれた環境で農業を営んでいます。


☘自然農法の野菜は、無農薬・無肥料で作物を育てることによって、農薬や化学・有機肥料に含まれ得る有害物質を取り込まないので、有機オーガニック野菜や普通の無農薬野菜よりも更に安全・安心です。


☘また、あえて無肥料とすることで、もともと畑の土や空気中に含まれている天然の養分・微生物・常在菌の働きや、作物自体が持つ生命力を最大限に引き出すことによって、自然本来のエネルギーに満ちた、苦味やエグみのない滋味豊かな野菜を作っています。


☘さらに、自然栽培と異なり、トラクターのような大型機械で畑を耕運しないことで、できるだけ土壌の生態系を保全し、畝を覆うビニール掛け(ビニールマルチ)やキュウリ・インゲン等つる野菜用プラスチックネットのような使い捨ての石油化学資源を使わないことで、より自然に優しく環境に負荷をかけない栽培を心がけています。


☘なお、当ファームの野菜は、全て固定種・在来種であり、日本全国や世界各地の伝統品種・ブランド野菜を厳選して、栽培しています。


☘八ヶ岳ナチュラルファームは、以上の農法を採用することによって、自然や生き物たちと調和・共生するような農業に取り組んでいます。

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